他人の三角関係に巻き込まれた話

恋愛というのは一見美しいが、時に恐怖に変わるときがある。一人の男が一人の女を欲しいと思ったとき、あるいは逆に一人の女が一人の男を欲しいと思ったとき、それは恋愛として成り立つのだろう。しかし、二人の男が一人の女を欲しいと思ったとき、逆に二人の女が一人の男を欲しいと思ったとき、それは恐怖になる。そこに存在するのは愛情ではなく、一個人のエゴになるからだ。反論もあるだろうが、少なくとも自分はそういう経験をした。二人の女が一人の男を奪い合うパターンだ。現在の日本では一夫多妻制は認められていないため、文化的に男女が一対一で交際するのが当然という見方がある。となると、二人の女性のうちどちらか一人は敗者となり、いわゆる失恋を経験するのである。しかし、失恋という言葉くらいで片付けられる事象だろうか。おそらくその女の心の中には失恋の復讐の気持ちがあったと思う。そんな関係を目の当たりにして、自分自身しばらく女性が怖いと思った時期もある。失恋と復讐が実際に垣間見えたのである。

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